企業研修の未来 | 「SXSW2022オンラインキャンプ」の実施

初めてのハイブリッド開催となったSXSW2022で、オンラインだからこその学びを場を提供。

米国オースティンでのリアル開催と、オンラインで視聴・参加可能なコンテンツを組み合わせた、初のハイブリッド開催となったSXSW2022。SXSW Japan Officeとしての役割も担うVISIONGRAPHでは、団体でオンライン参加される企業向け研修メニューとして、国内メーカー数社に対し、SXSW2022オンラインキャンプを実施しました。

今年は約1500のセッションが開催され、実に多様なトピックが至るところで議論されるSXSWは、その全貌が掴みにくいイベントであるとよく言われています。
VISIONGRAPHでは、過去10年間にわたりSXSWに参加してきた経験から、SXSWで重要なのは自身のゴール(目標)を定め、事前に充分なリサーチを行った上で参加する事だと考えています。オンライン参加でも同様に、多くのコンテンツの中から自身の見るべきセッションを見つけ出す事が非常に重要です。
そこで私たちは、オンライン参加される皆さんがSXSWをより実りのある体験にしていただくために、2日間のワークショップとワークシートの宿題を組み合わせたオンラインキャンプを実施しました。
※オンラインワークショップツールのMiroを使用

 
 

Day1:
自身のゴール(目標)を設定し見るべきセッションをリサーチする。

まずはSXSW会期の1〜2週間前にDay1を行い、イベントの全体像を掴むためにVISIONGRAPHがSXSWの特徴やトレンドの変遷を解説し、リサーチのコツを伝授します。そして参加者それぞれの興味関心や課題と向き合うワークを経て、SXSWを通して実現したいゴール(目標)を設定。
ゴールに基づいてリサーチを行う事で、SXSW会期スタートまでに見るべきセッションの方向性を定め、宿題ワークシートを埋めて提出していただきました。宿題シートに対しては、VISIONGRAPHから個別に視聴のヒントになりそうなアドバイスも行いました。

 
Day01で使用したワークシート&宿題

ワークシート&宿題

 

Day2:
セッションに共通するオリジナルのキーワードを見出す。

SXSW2022会期中には、参加者それぞれのペースで自由に参加してもらい、視聴したセッションから特徴的なキーワードを抜き出してもらいます。会期後のVOD視聴期間を経て約3週間後に開催したDay2では、参加者全員に独自のSXSW2022のキーワードを発表していただきました。
自分以外の参加者の視聴したセッションやキーワードから、自分とは異なる視点での様々なSXSWの捉え方ができます。Day2では参加者の間で活発な議論が起こり、それぞれがSXSWで得た新たな知識や視点を社内でシェアする機会となりました。

 

Campで使用したmiroボード

 
 

【ヤマハ発動機/若原様からのご感想】

オンラインキャンプを行ったことにより、個人で参加するのではなく、チームメンバーと参加体験を共有できた点が良かったと思います。Day2の議論は非常に盛り上がっていたので、引き続き社内でも継続して議論できる場所を作っていきたいです。

SXSWは自発性が重視されるイベントなので、ワークショップを通してきちんと目標設定をして宿題に取り組んだ事が、参加者の満足感に繋がっていると思います。また、視聴したセッションの中から多くの学びや気付きを得ようとする自発的な姿勢を、今回のオンライン参加を通して身に着けてもらえたのではないかと思います。

何よりも、先進的な議論が行われる海外のイベントにインプットを得に行く、という貴重な体験を部内のメンバーみんなで共有する事ができました。SXSWの全体像を日本で一番よく理解しているVISIONGRAPHから、SXSW参加のガイドをしてもらえるというのは大きな利点だと思います。

【キャンプ参加者からのコメント抜粋】

  • 膨大なSXSWコンテンツに対して、混乱することなく目的を持って視聴することができた。

  • 他の参加者の解釈に触れることが新たな気づきに繋がった。

  • 個人個人が抱えている問題意識に対して、ヒントになりそうなセッションを幅広い知見から提案してもらい、
    会期中の視聴にとても役立ちありがたかった。

 

VISIONGRAPHでは、オリジナルツールやワークシートを活用した
法人向けのオンライン研修メニューを提供しています。

今回実施したオンラインキャンプは、SXSW2022へのオンライン参加とVISIONGRAPHが設計したワークショップを組み合わせたメニューですが、オンライン研修メニューはSXSWに限らず随時開催が可能です。

「海外の先進事例を参考に新たな発想のヒントを掴みたい」、「SXSWで注目されていたトピックについて社内でディスカッションしたい」、「部内メンバーを未来思考に変えたい」等、ご要望に合わせたワークショップの設計が可能ですので、是非お気軽にお問い合わせください


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