METHOD | 未来から、現在を見る。
未来を考えるというと、「これから何が起きるのか」を予測することを思い浮かべるかもしれません。
しかし、私たちが大切にしているのは、少し違います。
いまとは違う未来を一度〈仮説〉として置き、その未来から、現在を見る。
すると、普段は意識していなかった社会や組織の「あたりまえ」が、少し違って見えてきます。
未来を知るためだけではなく、現在の見方を変えるために、未来を使う。
それが、未来予報の基本的な考え方です。
未来を考えるというと、「これから何が起きるのか」を予測することを思い浮かべるかもしれません。
しかし、私たちが大切にしているのは、少し違います。
いまとは違う未来を一度〈仮説〉として置き、その未来から、現在を見る。
すると、普段は意識していなかった社会や組織の「あたりまえ」が、少し違って見えてきます。
未来を知るためだけではなく、現在の見方を変えるために、未来を使う。
それが、未来予報の基本的な考え方です。
未来予報アプローチとは、兆しを観測し、その背後で変わる前提を読み解き、今とは異なる未来世界を描き、その未来から現在の前提・選択肢・行動を見直すための考え方です。
未来を当てるためではなく、未来を観測レンズとして使い、いまの「あたりまえ」を見直すことを目的としています。
未来予報®は、このアプローチをもとにVISIONGRAPHが制作する、今の延長線上とは異なる未来世界を想起させる創造物です。
未来について語るとき、私たちは自由に想像しているようで、実は自分が信じている世界の中から未来を描いています。
「AIが人を支配する」と考える人。
「人間らしさを取り戻す未来」を描く人。
そこには、その人や社会が抱いている恐れや願い、価値観が映り込みます。
だから未来は、まだ起きていない出来事であると同時に、いまの自分たちを映す鏡でもある。
未来というフィクションを使うことで、普段は気づきにくい現在の前提を、外側から眺めることができます。
可能性を絞り込む
現在までのデータや事実をもとに、
これから起こる可能性の高い未来を考える。
可能性をひらく
いまとは違う複数の未来の可能性を仮に置き、
現在の思考の枠や前提を問い直す。
明日雨が降るかもしれないと聞けば、 傘を持ったり、服を変えたり、予定を変えたりします。
同じように、「こんな未来が来るかもしれない」という未来の予報に触れることで、
私たちは現在の選択を考え直すことができます。
これが、未来予報という名前の出発点です。
現在を起点に未来を考えると、どうしても「いまあるもの」の延長線上で考えやすくなります。
そこで私たちは、いまとは少し離れた未来を一度〈仮説〉として置きます。
そして、その未来から現在を眺めます。
そうすることで、
- 誰が判断するのが当たり前なのか
- 何が制限になっているのか
- どんな欲求を前提にしているのか
- どんな境界を当然だと思っているのか
- どんな言葉で世界を捉えているのか
といった、いまの構造が見えやすくなります。
一般的なバックキャストでは、「実現したい未来」を決め、そこから現在へ逆算するという考え方がよく使われます。
一方、未来予報型バックキャストでは、未来を最初から目的地として固定しません。
まず、複数の未来の可能性を仮に置く。
その未来を観測レンズとして、現在を見る。
すると、現在の前提や盲点に気づき、問いが変わり、新しい選択肢が見えてきます。
複数の未来の可能性
↓
未来を〈仮説〉として置く
↓
未来から現在を見る
↓
現在の前提・盲点に気づく
↓
問いが変わる
↓
新しい選択肢が見えてくる
車を運転するとき、 前へ進むために、私たちは前だけを見ているわけではありません。
別の方向を見ることで、自分がどこにいて、周囲とどんな関係にあるのかを知ります。
未来予報も、それに少し似ています。
未来という別の角度を使って、「いま、自分たちはどこに立っているのか」を見る。
未来へ進むために、 現在を別の角度から観測する。
そんな意味で、未来予報は “バックミラー”のような道具でもあります。
未来像や先進事例を知るだけでは、自分たちの前提にはなかなか気づけません。
私たちは、インプットの後に、かならず問いと対話を置きます。
大切なのは、すぐに正解を決めることではありません。
違和感や意見の違いを素材にしながら、
「なぜ自分はそう感じたのだろう?」
「別の立場から見たらどうだろう?」
「この未来で、自分たちは何を望むだろう?」
と問いを深めていきます。
私たちが描いた未来予報も、専門家が予測した未来も、SF作品に描かれた未来も、
すべて未来を考えるための材料です。
大切なのは、
「その未来が当たるか」ではなく、
「その未来を見て、自分はどう感じるか」。
いくつもの可能性を見ながら、
どんな未来を望むのか。
どんな未来には違和感があるのか。
自分たちは、どんな未来に関わりたいのか。
を考えていく。
その先に、自分たちなりの未来像〈HOPE〉があります。
未来の可能性に触れる
↓
違和感を持つ
↓
問いを立てる
↓
対話する
↓
自分たちの前提に気づく
↓
新しい選択肢を考える
↓
自分たちなりの未来像〈HOPE〉を考える
-よくあるご質問-
当社には役割別のプロフェッショナルが在籍しています。
必要に応じて社外のプロフェッショナルと協業も行います。
・Futurist:リサーチに応じて未来の仮説をつくる専門家
・Project Designer:プロジェクトのゴールイメージと戦略をつくる専門家
・Researcher :テーマに応じた事例を世界中から集める専門家
・Designer :新たな課題や問題提起をビジュアルで作り上げる専門家
・Global Director :それぞれの国の社会課題を探る専門家
当社のFuturistは5000を超えるイノベーティブな事例から兆しを読み取り、
単なる妄想ではなく、実際に始まっているビジネスやプロジェクトから、未来の仮説を作り上げることを専門としています。
様々な領域横断の仮説を作り上げながら、根源的な問いを見出し、
どんな未来が欲しいのか?を対話を通じて作り上げていきます。
デザイン思考型のワークショップも実践することもありますが、
私たちは課題解決よりも、新たな問題提起・新価値の創出を専門としています。
そのため現在のユーザーを観察しながら課題を発見・解決するよりも、数多くの未来の仮説から、作っていきたいユーザー像や世界像といったビジョンを作り上げることを得意としています。
私たちの現在のお客様の多くは大手企業のデザイン部や研究所となります。
しかし、もともと私たちはスタートアップと協業することを得意としていました!
企業サイズに関わらず、今とは違う未来を作りたい人のサポートが可能です。
プロジェクトの初期段階からの方が私たちの得意分野となりますが、
Project Designerが要望に応じて設計を行いますので、お気軽にお問い合わせください。予算についても、ご要望にあわせてご提案が可能です。
TOOL : 未来予報のひみつ道具 - 未来を、自分たちで使うために。
この考え方を、専門家だけのものにしないために。
私たちは、さまざまな未来を読む・考える・語るためのさまざまな〈道具〉をつくっています。
MEDIA:Futures Literacy Journal - 未来を使って、いまを考える。
Futures Literacy Journalは、まだ知らない未来と出会い、知り、考え始めるためのオンラインメディアです。Futures Literacy、未来思考、問い、しごと、まち、学びなどを入り口に、未来を考えるための言葉・視点・事例を届けます。未来を知るだけで終わらず、未来を手がかりに、いまの前提や選択を見つめ直すきっかけをつくります。