患者の未来 | 製薬会社にて顧客志向で未来を考える 未来洞察ワークショップを開催
顧客志向で未来を考え、創薬業界の常識にとらわれない未来像を描く学びの場。
創薬会社が進めるイノベーション人材育成プログラムに、当社の研修を採用頂きました。
変化の激しい時代における、未来に向けたHOPEを顧客視点で考えていく未来洞察ワークショップを実施。
合計4日間でオンラインの勉強会とワークショップを宿題も交えて設計。最終的に、参加者それぞれがご自身の描きたい未来像{HOPE}をプレゼンテーションする個人ワークをメインにしながら、メンバー間での共有を組み合わせた学びのデザインにしました。
DAY01:視野を広げる勉強会
VISIONGRAPHより未来予報アカデミー内のコンテンツを活用した未来予報の作り方や新価値創造についての概要を講義。
その後、先進事例を通じて未来の仮説を考え、視野を未来に向けて広げていくミニワークを実施しました。
DAY02午前:外部環境の考察ワークショップ
チームに分かれ、当社のオリジナルツールの「兆しマップ(未来年表の土台)」を使い、外部環境を整理。それぞれの時代における理想的な暮らしや業界の変化、患者と患者家族の理想的な体験などを考察。
チームで共有・分析し、従来までの常識への疑問を考えるのと同時に自身の根源的な想いや原体験を見つめなおし、ワークシートにまとめていきました。
DAY02午後:未来人の考察WS
午前中の外部環境の考察から、自分自身がほしい未来像{HOPE}に落とし込んで深堀りをしていきました。
その中で、1人の人物像(ペルソナ)をたて、彼らの未来における具体的な暮らしや悩み、願望などまでに想像力を働かせていきました。課題解決にとどまらず、新たな喜びまでを考えるワークシートで、ゼロから未来像の土台となる背景設定をつくりあげていきました。
宿題:
DAY02で描いた未来の背景設定を考慮し、そこでの理想的な暮らしを具体的にストーリーとして描くことを宿題としました。(補助ツールとしてChat GPTを利用)
DAY03:アイデアを創発するWS
宿題を発表。主人公が生き生きと暮らす未来を共有した上で、その人に必要な新たな価値とは何かをチームアイディエーションしていき、最終プレゼンテーションにのぞみました。
宿題:
未来像{HOPE}のプレゼンテーションフォーマットにあわせて自分の発表内容を考案する。
<プレゼンテーションフォーマット>
①未来の社会背景
②実現したい未来像{HOPE}
③未来のストーリー(主人公が生き生きと暮らす未来)
④暮らしの中で新価値となるアイデア
DAY04:振り返り議論会
最終の振り返り議論会では、これまでのワークショップで議論されてきたことをVISIONGRAPH側でまとめたレポートで全体を振り返りを行いました。
その後、各自が宿題で仕上げてきた未来像{HOPE}のプレゼンテーションを行いました。
今回は様々な部署から、はっきりした課題意識をお持ちの方、明確なアイデアをお持ちの方、アイデアマンの方、大きな視点をお持ちの方など様々な方にご参加いただきましたが、皆様、積極的に対話しアイデアを重ねていただけたため、未来、技術が進歩した時、どんなものであることが顧客にとって本当に幸せなのか?など大変難しい議論も大いに盛り上がりました。
また宿題は、やりこめば時間がかかり大変だったと思いますが、皆様が最後まで「ご自身の未来像{HOPE}が何か、そのコアとなる新しい価値は何か」を何度も熟考していただけたため、大変素晴らしい発表となりました。
私たちの役割
・4日間のワークショップデザイン、ファシリテーション
・未来予報の作り方(バックキャストとイノベーションリサーチ)のインプット
・兆しマップを活用した未来における外部環境の整理
・個人の未来像や背景設定の考案におけるアイディエーション支援
・ワークショップの総括資料の作成(今後考えていきたい問いの抽出 / 業界の変化 / 参加者の未来像の分析 / 未来の顧客像と新価値の仮説のまとめ)