"ふつう"の未来|パナソニックふつう研究室 テーマリサーチ

パナソニック「ふつう研」とのリサーチプロジェクト

VISIONGRAPHは、2025年3月、Panasonic社内チームである「ふつう研究室」とともに、 新しい研究テーマ探索を目的とした短期の未来洞察リサーチを実施しました。

本プロジェクトでは、 多様化する働き方・暮らし方の中で、これまで暗黙の前提とされてきた「ふつう」が、どのように更新されつつあるのかを探ることを主眼に、複数の未来テーマについて事例収集と分析を実施。

Futures Literacy Journalでも詳細が読めます。

記事:「違和感」こそ、変化の兆し。パナソニック「ふつう研究室」の対話から未来を実装するデザイン


リサーチの進め方

VISIONGRAPHは、イノベーションリサーチの観点から、 3つのテーマについて最新事例の調査・分析を担当。

  • Miroを用いて事例を可視化・共有

  • 事例を複数の軸で整理し、比較・議論しやすい構造を設計

  • 各テーマについて、成立背景や実装上の課題を含めて整理

いずれのテーマも、VISIONGRAPHが日本事務局を担当する海外カンファレンス SXSW において、近年継続的に注目されている領域です。


3つのリサーチテーマ

① ニューロダイバーシティ(神経多様性)
自閉症、ADHD、学習障害などの脳神経の特性を「多様性」と捉え、社会や職場の設計によって活かそうとする概念。子ども向け支援に加え、大人の働き方やオフィス設計への応用事例も整理しました。

② ジェンダードイノベーション
性差の違いを前提に、新たな価値創出につなげるアプローチ。4軸で事例を分析し、価値や市場そのものを拡張している動きに着目しました。

③ インターセクショナル・イノベーション
人種、国籍、ジェンダー、能力、社会経済的地位など、複数の属性が交差する状況を前提とした社会課題解決の試み。6つの軸によるマトリクスを作成し、先進事例や可能性を整理しました。


Research-themeLeo Fujita