共創施設の未来|森ビル 虎ノ門ヒルズ Glass Rock 新施設の構想〜運営伴走

社会課題とビジネスの両立を、対話からはじめる共創拠点

2025年4月、虎ノ門ヒルズに開業した共創施設「Glass Rock」。

企業・個人・学生・NPO・研究者など多様な人々がつながり、学び合い、社会へ発信していく“Social Action Community”です。

未来予報(VISIONGRAPH)は、開業前の構想・設計フェーズから伴走し、開業後もコンテンツパートナーとして継続参画しています。

詳しくは、オウンドメディアの対談記事でも取り上げています。

記事:社会課題の解決とビジネスをどう両立するか? 虎ノ門ヒルズの共創施設「Glass Rock」が挑む、対話から始める価値創造


1|開業前までの伴走支援

揺れながら進む「航海」に、思考の羅針盤を

Glass Rockの構想は、単なる施設づくりではなく、「社会価値と経済価値をどう両立するか」**という難題に対し、正解のない状態で思想と仕組みを育てるプロジェクトでした。

未来予報は、森ビルのプロジェクトメンバーと対話を重ねながら、構想の“揺らぎ”を前提に、進行方向を見失わないための支援を行いました。

伴走のポイント(公開可能範囲)

  • 世界の学び/共創施設のリサーチからスタートし、構想の視野を拡張

  • 虎ノ門ヒルズにふさわしい拠点像として「創」と「動」という未来の人物像を提示し議論を深化

  • 会員ペルソナのワークショップを起点に、施設が惹きつけるべき中心層を明確化

  • 施設設計にも、プログラム視点で示唆(例:発信機能、ワークショップが生まれやすい設計 等)

  • 施設活動の基盤となる3つのリテラシー「未来思考」「対話」「共創」の整理・言語化を支援

  • 多数の関係者がいる中で “やりたいこと”を伝わる形にまとめ、調整局面で使える表現へ整形

このフェーズで生まれたもの

  • Glass Rockの特徴を束ねる考え方:「つながる」「まなぶ」「ひろげる」

  • 共創の土台となる能力設計:「未来思考」「対話」「共創」

  • 施設の意味と役割が腹落ちする、プロジェクトの共通言語


2|開業後の関わり(コンテンツパートナーとしての参画)

“場”が動き出したあとも、対話と実践を設計し続ける

開業後、Glass Rockは クロスセクターの連携と共創により社会課題解決を目指す会員制拠点として、
「つながる」「まなぶ」「ひろげる」の機能を通じて活動を展開しています。

未来予報は、コンテンツパートナーとして、未来思考・対話・共創を促すプログラム設計と運営に参画しています。


担当領域

  • 法人パートナー向け:X Roadmaps
    1社では描けない未来をバックキャスティングで検討し、社会価値/事業価値の両立に向けた実践の一歩を生み出すプログラム

  • 全会員向け:未来妄想会議(ヒトカラメディアと共同開発)
    「2040年に自分軸でどんな生き方をしていたいか」を起点に、社会課題解決を“自分の動機”につなぐ対話型プログラム

  • 施設としての学びを支える枠組み:共創に必要な能力を育むプログラム群(未来思考/対話/共創)


未来予報が提供した価値

  • SXSW Japan Rep.や海外リサーチとして培ってきた、異分野・異セクターが交差し、対話から実践が立ち上がる設計知

  • 未来洞察と教育事業の知見を活かした、“視野を広げる”だけで終わらない、行動につながるコンテンツ設計

  • 参加者が「企業の立場」だけでなく「個人の言葉」で話し始める、率直な対話の場づくり