不動産会社の未来 | 未来像を活用した事業ビジョンの構想

バックキャスティングの手法を学びながら、複数回のワークショップを通じて事業ビジョンを設定する

これから未来に向けて社会が変化をするなかで自分たちが何をすべきか。
不動産業界の常識に囚われない発想でその方向性を定めた上で、
事業ビジョンを解像度高く描いていくプロジェクト。

日本ユニストは、大阪を拠点にしている不動産ベンチャー。不動産の企画から開発やホテルの運営、そして近年では不動産DXの推進や世界遺産の熊野古道周辺に新たな価値を創出するプロジェクトなど、精力的に活動しています。

創業から10年の2020年を機に、Mission / Vision / Valueやパーパスを設定しましたが、業務拡大に向け、事業ビジョンをより具体的にしていかなくてはならないという課題感をお持ちで、バックキャスト型で事業ビジョンの構想をスタートしたいというご依頼を頂きました。


視野を広げるインプットと業界常識を超えたアウトプットの機会

VISIONGRAPHの方では、経営陣とともに合宿形式のワークショッププログラムを設計。
まずはインプットをベースに視野を広げ、そこから兆しマップを使って外部環境を整理し、
そこから自分たちの{HOPE}を出しながら、あるかもしれない自社の未来を構想しました。

生まれたアイデアの数は250を超え、最終的に3つのコンセプトに絞り込みが行われました。
そこから自社の事業との繋ぎ込みを行いながら、事業の将来像を描きました。

解像度高く未来像{HOPE}を持ち続けるための「2045年会社案内」

ワークショップで出てきた{HOPE}をもとに、VISIONGRAPHの方で「2045年の会社案内」を制作。
経営層や各担当マネジャーや社員が目指すべき姿を解像度高く共有するためのツールです。
今後社員も巻き込みながら、未来像の実現に向けた検討がスタートします。

 
 
 

日本ユニストご担当者からのコメント

不動産業界の未来予報から「どんなビジネスをやりたいのか」を参加者のそれぞれの視点からアイデアを出し合った時、現状との接点が全く見えない状況で、つなぎ込みがどのように行われるのかドキドキしました。ワークショップの最後の未来年表づくりで、現行ビジネスがいつ、どのように変化し、どのようなイノベーションが起こったのか、このように時系列に生じるであろう未来出来事を1つ1つ丁寧に解像度を上げていくことで、3つの事業へのつなぎ込みがなされたときは、ドキドキがワクワクに変わり、「これならいけるんじゃないか」と参加者全員が成長マインドセットに変わりました。 

ワークショップが終わって、6カ月経ちましたが、あの時の興奮は誰も忘れておらず、着々と未来のなりたい姿に向け、全員の価値観が揃った状態で事業推進できており、本ワークショップでの時間価値の高い経験ができたに感謝しています。 

私たちの役割

・4日間のワークショップデザイン、ファシリテーション 
・バックキャストの方法論レクチャーとイノベーションリサーチのインプット
・兆しマップを活用した外部環境の整理とアイディエーション
・ワークショップをもとにした今後の事業構想の考察
・2040年の会社案内のデザイン