[週刊SXSWニュース!] SXSW Gamingに『ウォーキングデッド』で知られる人気漫画家ロバート・カークマン氏登壇

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SXSWに関するニュースをウィークリーでお届けします。さて今回は、SXSW Gamingの情報とセッションに登壇する人気漫画家ロバート・カークマン氏の紹介です。

1. SXSW Gaming | 『ウォーキングデッド』で知られる人気漫画家ロバート・カークマン氏登壇

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コンテンツ開発とビジネス開発の両側面からのシナジーを目指す

SXSW Gamingは、SXSW Gaming sessions、SXSW Gaming Expo、SXSW Gaming Awardsで構成されます。

SXSW Gamingはインタラクティブ、フィルム、ミュージック、さらには教育産業との垣根のない交流・ディスカッションが起こるため、コンテンツ開発とビジネス開発の両側面からのシナジーが生まれる、そこが他のゲームショーと違うと自負しています。

ゲームの未来がどこに行くのか…必見です!

期間は3月13日~15日、場所はPalmer Events Center (900 Barton Springs Road)、 Long Center (701 W Riverside Dr) 、Hyatt Regency (208 Barton Springs)の3ヵ所に分かれているのでご注意ください。

ロバート・カークマン氏、ギークカルチャーの勝利を語る(SXSWorldインタビューより)

SXSWORLD - SXSWORLD November 2014

バッジを購入すると届くようになる「SXSWorld」という雑誌。これが送られてくるとSXSWが近づいてるなと実感することができます。

最新の2014年11月号の表紙を飾っているのが、世界的に人気の漫画家・原作者であるロバート・カークマン氏

人気海外ドラマ『ウォーキングデッド』、人気アメコミ『Invincible』『Ultimate X-Men』『Marvel Zombies』の原作者。『ウォーキングデッド』に至ってはドラマの製作総指揮を務める多才っぷり!絶大な人気を誇るロバート・カークマン氏はSXSW Gamingでスピーカーとして登場する予定です。

そんな彼のインタビュー抜粋をご紹介。

ロバート・カークマン氏は、自分の仕事の変貌ぶりに驚きを隠せないといいます。元々ニッチな読者向けの作品を書く漫画家だったのですが、彼の『ウォーキング・デッド』シリーズが世界的に大ヒットしたのです。『ウォーキング・デッド』は2003年にイメージ・コミックス社から月刊シリーズとして開始されたゾンビ漫画です。当初カークマン氏は先行きに期待する一方、新作を作るリスクも理解していました。第7話まで到達するのも大変な世界なのです。そんな中、TV版が第5シーズンに突入し、ケーブルテレビで最も視聴数の多い番組になるというのは、夢のまた夢のような偉業です。過去を思い出しながら彼はこう話します。「TV版の最初の2シーズンは恋の三角関係についてでしたが、漫画ではたった6話しかありませんでした。7話以降を続けられる保証がなかったからです。なので6話で終わっても話として完結するようにしました。いつでも成功を祈りつつ、失敗に備えていたんです。」カークマン氏は、本作品がこんなに成功するとは予想しておらず、TV版製作時には無謀だと思ったといいます。人食いゾンビのTV番組が一般受けするわけがないと考えました。しかし時代はカークマン氏が育った頃とは大きく変わり、以前ならギークカルチャーと思われていたものが広く受け入れられるようになりました。このことを、自称「オタク・がり勉」であるカークマン氏は不思議に思いつつも歓迎しています。「昔はくだらないとか子供っぽいと見なされていた文化が広がっているのは、大変素晴らしいことです。こういった文化がクールだと人々が気づいたんですね。」ギークカルチャーが広がると、徐々にその「クールさ」や特別さが薄れるという嘆きがよく聞かれます。しかし彼は、大衆化することによって特別さが失われることはなく、むしろより多くの人々がそれを楽しむのは喜ばしいことだと話します。もちろん『ウォーキング・デッド』の製作者である身としても、その方が有益であることも認めつつ、それだけではないといいます。「僕の立場としては、『もうウォーキング・デッドはTV番組だ!漫画なんてやめちゃえ!』といって、TV製作に集中して漫画を放棄することもできます。でも僕は原作である漫画も忠実に作り続けています。TVのために漫画を描いているわけでもなく、映像化の難しいキャラ、例えば虎を漫画に登場させることだって躊躇しません。そして、そういった原作への誠意を見せ続けることが大切だと考えているんです。」-SXSWorld 2014年11月号より

ロバートさん、いい事おっしゃいます…。

場所や日時はまだ決まっていないのですが、直接お話聞いてみたいです。SXSW Gaming Expo内に設けられるステージも、そのままGeek Stage!世界中のギークたちと文化交流するのも楽しみのひとつですね。

2. SXSW Gaming Expo | SXSWならではのゲームショーを

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ギークなカルチャーを心から楽しもう

去年、一昨年とOpenPoolさんが大活躍したSXSW Gaming Expo。

コンベンションセンターのトレードショーとはまた雰囲気ががらっと変わって違う活気があります。というのもこちらのイベントは入場がフリーで、地元の、特にお子さん連れの家族がたくさん遊びにいらっしゃっているからです。いたるところから「('o')wow!!」という元気な声が聞こえてきます。

大人も子どもも伝統的なテレビゲームで遊んでみたり、等身大フィギュアの前で人気ゲームの世界観にひたってみたり、というのは当たり前で、SXSW Gamingが面白いのは未来型のゲームがたくさん体感できること。

上に挙げたOpenPoolさんもそうですが、当時話題になっていた、歩行型VRデバイス 「Virtuix Omni」と「Oculus Rift」を組み合わせた没入型のゲームなども気軽に試すことができます。

こちらも参考にしてください。SXSW2014 : 現実と仮想の曖昧な境界(VRの未来)- 未来予報

今年もSXSW Gamingに期待です。場所はPalmer Events Center。

以前紹介したSX Createが同じ期間にすぐ隣のLong Centerで開催中なので一緒に見るというのがいいですね!

フリー&一般公開(バッジなしでOK)開催日時:3月13日(金) | 12:00–8:00pm3月14日(土) | 12:00–8:00pm3月15日(日) | 12:00–8:00pm場所: Palmer Events Center (900 Barton Springs Road)

コンベンションセンター南のパーマーイベントセンター。バッジを保有していると無料で乗れるシャトルバスが運行しています。バスで5~10分、歩くと2,30分の距離です。

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早いもので現時点でSXSW2015まで100日をきりました!時間が過ぎるのは早いですね…!

来週もよろしくお願いいたします。

未来予報研究会

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