毎年様々な領域の注目すべき人たちがKEYNOTE講演を行います。
SXSW2019はどんな顔ぶれでしょうか。全12のKEYNOTEを前後編で紹介します。

目次:
▶︎ SXSWが新設したトラックCannabuisiness(大麻ビジネス)とは?
▶︎ VR映像体験のトップランナー、ジェシカ・ブリルハート
▶︎ 71歳音楽界のレジェンド、T・ボーン・バーネット
▶︎ 白人ヒップホップのパイオニアBeastie Boys
▶︎ ブランド変革のプロの女性実業家 BOZOMA Saint John
▶︎ Instagram創設者2人が退社後初講演


SXSWが新設したトラックCannabuisiness(大麻ビジネス)とは?

SXSWでは数年前から大麻関連のビジネスについてのセッションが開かれていましたが、今年から1つのトラック(カテゴリー)として新設されました。KEYNOTEの一人にこのトラックのスピーカーをアサインしているところを見ると、SXSWひいてはアメリカが大麻ビジネスにどれだけ注目しているかがわかります。

SXSWが新設したトラックCannabuisiness(大麻ビジネス)とは?

※注意※

このプログラムを含めSXSWのCannabuisinessトラック全てのプログラムは、急速に変化する業界について議論するためのものであり、違法薬物の使用または販売を促進するものではありません。

ジョン・ベイナー氏はアメリカの政治家。共和党所属で、連邦下院共和党会議議長、連邦下院多数党院内総務、第61代連邦下院議長などを歴任した人物です。2015年に下院議長を退任後、政界を引退し、現在は医療用大麻の合法化を推進するAcreage Holdings社の相談役に就任。

医療用大麻は米国33州とコロンビア特別区で合法化されていて、そのうち11州ですでに成人用プログラムが開始されています。医療用のほか娯楽用も含めた使用の合法化が進んでいます。大麻起業に大麻ビジネス投資など、アメリカでは一大産業となりつつあります。このセッションでは、ジョン・ベイナー氏とAcreage Holdings社会長兼CEOのケヴィン・マーフィー氏が、国としての合法化への道筋や急成長産業が直面する課題について話し合います。


VR技術が生む新しい映像体験のトップランナー、ジェシカ・ブリルハート

■Convergence Keynote: Jessica Brillhart
https://schedule.sxsw.com/2019/events/PP101273
3/12 11:00-12:00
AUSTIN CONVENTION CENTER ROOM 18ABCD

ジェシカ・ブリルハート氏はVRなどの没入型フィルムの製作者であり研究者、Vrai Picturesファウンダー。以前は、GoogleのVR作品制作の責任者を務め、エンジニアと共同で360度撮影ができるカメラプラットフォーム「Google Jump」を開発しました。そのほか数々のVR作品を発表したのち、Vrai Picturesを設立。監督が見せたいものを観客に見せるという従来の映像作品から、観客が主体的に作品に関わっているVR作品では、制作の考え方そのものが違うと話します。今後どのようなVR体験ができるのか?その辺りの話が聞けるかもしれません。

71歳にしてもなお新鮮なサウンドを創造していくレジェンド、T・ボーン・バーネット

■Music Keynote: T Bone Burnett
3/13 11:00-12:00
https://schedule.sxsw.com/2019/events/PP102995

T・ボーン・バーネットはアメリカの音楽家、プロデューサー。映画『オーブラザー!』のサウンドトラックで、グラミー賞最優秀アルバム賞、最優秀プロデューサー賞を受賞、プロデユースしたロバート・プラント&アリソン・クラウスのアルバム『レイジング・サンド』もグラミー賞最優秀アルバム賞を受賞という、3度グラミー賞を受賞しています。70歳を超えて今も現役で4月12日に『The Invisible Light』をリリース。

白人ヒップホップのパイオニアであり、ヒップホップをメインストリームに押し出したビースティボーイズ

■Music Keynote: Adam Horovitz and Michael Diamond of Beastie Boys with Amazon Music’s Nathan Brackett
3/15 11:00-12:00
https://schedule.sxsw.com/2019/events/PP103102

1981年の結成以来、ハードコア・パンクからヒップホップ、ロック、クラブミュージックに大きな影響を与え続けてきたビースティ・ボーイズのマイクDとアドロックが登壇します。2012年にメンバーのMCAが亡くなり、昨年10月に発売されNYタイムズのベストセラー第1位を獲得した回想録「Beastie Boys Book」。様々なジャンルを横断的に活動しながら、白人のグループでありながら愛され続けたヒップホップを長年発信し、ロックの殿堂にも輝きました。その裏には、911テロ被害者への支援やイラク戦争へのプロテストソングを出すなど、積極的に政治メッセージも出してきた一面もあります。インタビュアーはアマゾンミュージックのNathan Brackett。数々の音楽雑誌でジャーナリストとして活動してきたNathanが、どのようにビースティボーイズの話しを引き出していくか。楽しみですね。

キャリアを積み重ねてきたブランド変革のプロの女性実業家 BOZOMA Saint John

■Convergence Keynote: Bozoma Saint John
3/13 14:00-15:00
https://schedule.sxsw.com/2019/events/PP102634

Bozomaは、広告会社、ペプシ、そして後にAppleに買収されることとなるBeats Musicへ参加し、AppleのカンファレンスでApple Musicのプレゼンテーションを行って数々の経済誌から評価を受けました。その後イメージが悪くなっていたUberのブランドイメージの改革を行った。そして現在では#metooムーブメントでも話題となったハリウッドのタレントエージェンシー エンデバーに移動。

黒人女性でありながら職場や業界にうずまく不公平を改善し、世の中に愛されるブランドにしていく姿は、まさに業界を超えて必要とされている力なのでしょう。

インスタグラムのファウンダー2人が、退社後初めての講演に注目が集まります。

■Interactive Keynote : Mike Krieger and Kevin Systrom
3/11 14:00-15:00
https://schedule.sxsw.com/2019/events/PP100813

インスタグラムのファウンダーの2人が、同社を退社後はじめて基調講演に登壇します。

ケヴィンは2013年にもSXSWに登壇しました。しかし、10億人以上のユーザーがいるサービスに変化し、当初思い描いていたものとは違う使われ方/語られ方にも変化していることでしょう。

どのようにビジネスをスケールしてきたか。インスタグラムが目指したインフルエンサーやコミュニティによる新しい経済圏はどのようなものだったのかを振り返りながらも、デジタルデトックスやSNSの闇・信用できないデジタル時代..などと騒がれている中、これからのデジタル時代のWell-Beingの考え方などについても2人の考え方が視座を与えてくれるでしょう。


未来予報株式会社

未来像<HOPE>をつくる専門会社。大手メーカーやスタートアップとともに、リサーチに基づく未来のストーリーやビジュアルを作り出している。日本唯一のSXSW公式コンサルタント。
10年後の働き方』(インプレス社)を発売。培養肉マイスター、バイオ衣装デザイナー、3Dプリント建築家など、世界で実際に進められているプロジェクトから、50の未来の職業を提示した。Amazon情報・コンピュータ産業カテゴリーでベストセラーを獲得。その活動がBRUTUSやAXIS、WIREDなどメディアに取り上げられている。虎ノ門ヒルズ・六本木ヒルズ、日本財団ソーシャルイノベーションフォーラムなど講演活動多数。

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